
世界のゴルフ界に激震が走るほどインパイトの強い選手が登場しました。
その名も「キャメロン・チャンプ」
2017年プロ転向。
アメリカ出身。
身長は183センチ、80キロ!(さほどビッグガイでもない)
ウェブドットコムツアー(PGAの2軍戦)で活躍(賞金ランキング6位)し、PGA参戦!
何と言ってもすごいのは、ウェブドットコムツアーシーズンでの平均飛距離が340ヤードを超えているということ!
驚愕です!
2018年PGAツアー参戦9戦目においてツアー初優勝!
圧倒的な飛距離とショットの正確性で現在PGAツアーでブレイク中の選手です。
次世代のタイガーウッズ候補と言われています。
今回はキャメロンチャンプ選手の飛距離に着目してスイング解析していきますね!
Contents
まずは動画でキャメロンチャンプのスイングをチェック!

ゴルフの魅力を分かりやすく伝えるべく、YouTubeで動画配信する事にしました!
内容は【動画レッスン】【お悩み解決ドリル】【チャレンジ企画】【世界のゴルフ事情】などなどです!
ゴルフに関する質問、動画にして欲しい事、どしどしYouTubeコメントでもお待ちしております!
ゴルファーの皆様が楽しめてスキルアップ出来る動画作成してきますので何卒よろしくお願いいたします!
そして、どうか・・・
チャンネル登録をお願いいたします🙇♂️!
👇下の赤プッシュボタンを押しますとYouTubeページに飛びます👇
👇はらちん赤ちゃんのYouTubeチャンネルもよろしくお願いします👇
アドレス

グリップエンドからおへそまで拳3個半くらい入りそうなふところの広いアドレスです。
グリップのポジションのセオリーは、正しい姿勢から、腕をダラーンと垂らした所に自然にグリップがくるのが正しいです。
チャンプの手の位置を見ると、少し前に出ている感じがします。
少し前に出ると手首がロックされる傾向があり、ハンドダウンすぎると手首を使いやすくなります。
チャンプなりの手首を使わない工夫かとも感じます。
ダイナミックな体の使い方をするのでスイングが窮屈にならない様に工夫されたアドレスです。
テークバック


シャフトのデザイン通り(角度を保ちながら)テークバック!
足の重心が右足のかかとにいっているのが分かり、地面反力を使う意図のあるテークバックである。
なので右のお尻のヒップターンによって体の軸を移動せずに右足を踏み込むような、その場で回転することができるスイング!
また、フェースも90度開いており、フェースの開閉(フェースターン)を使うスイングであることが分かる。
ハーフウェイバック

右肘が下を指しています。
肘を支点にしたハーフウェイバックで、肘を使ったヒンジングコックをしています。
ミート率の高さを示しています。
バックスイング

しっかりと、右かかとに体重を踏み込んで、左軸に重心をキープさせてバックスイングしている。
右股関節が切り上がり、右尻を左尻に近づけるようにバックスイングしているのがわかる!
動画を見てみると、バックスイングで止まるような仕草がなく、バックスイング態勢を取る前にダウンスイングに切り返していきます。
バックスイングという概念がない回転スイングです。
ダウンスイング


ダウンスイングでは即座に左足かかとに踏み込み、左股関節を切り上げていく動きに入っていく!
バックスイングまで右尻を左尻に近づけていく動きの逆で、ダウンでは左尻を右尻に近づけていく動きをイメージするとわかりやすい。
また、前傾軸が前屈する動きである、「フロントベンド」が入り、腰が下がらず、下へ下へ圧力が行く重心の低い力強いダウンブロー軌道につながる動きが見られる!
ヘッドがループし、遠心力がさらに強くなる! [/aside]高いトップポジションから下半身主導で、上半身はそのままの状態でキープしているため、重力によってクラブヘッドの重みでインサイドにクラブが寝ている。
この動きもジョンデーリーらにみられるクラブヘッドループによる遠心力の増加が考えられる。

上の画像をみてください。
尋常でないタメです!
これを作り出しているのは巧みな下半身の使い方!
クラブ、上半身、手元(グリップ)はバックスイング状態のまま、おいてけぼりにして下半身主動でダウンスイングしていきます。
下の画像にてポイントを解説していきます。
必見!チャンプの飛ばしの秘訣!(ダウンスイング)

①逆行する下半身の動き
スイング軸は右サイドにありますが、左ひざを大きく前に出し、体重は左サイド下に置いてあります。(左サイドのお尻が重しとなっていますね)
これで逆方向の力が反作用的に働いて反発エネルギーを溜めています!

②床反力、顔を意図的に傾かせる
うちに絞り込んで前に出していた左ひざを戻し、左足を強く踏み込んでいます。
この時に驚きなのがクラブ、上半身、手元(グリップ)はバックスイング状態のままなのです。
もう1つ特筆する点があります。
顔をみてください。
顔は、少し傾き右目でボールの右半面を見ています。
チャンプ選手は、下半身主導で手元がかなり遅れてくるのでどちらかというと振り遅れてプッシュアウトしやすいスイングです。
しかし、顔を傾け、ボールに対して鈍角に入れることで球の捕まりを良くしています。

③上半身と下半身の捻れ差(Xファクター)がとんでもない!
体はしっかりと閉じパワーを貯めている。
下半身は股関節間で移動し、左斜め45度に開いています。
画像を見ても分かる通り、これだけ上半身と下半身の捻れ差がある選手はなかなか見当たりません。
また、バックスイングが出来上がるだいぶ前に腰を切り返しているので、ねじれ差は倍増しています。

④「床反力」を巧みに使う
ダウンスイングの初期動作で、体が沈み込み、左足に強く体重を乗せていたのをインパクト付近で上にジャンプする様に両足かかとが浮いています。
これは、今流行りの「床反力」動作を使っています。
強く下へ踏み込んだものをインパクト付近でジャンプする様に解放する。
自分の体のパワー(内力)とそれ以外のパワー(外力)をうまく使っています。
この床反力打法は、タイガーや、ジャスティントーマスなどの有名プレーヤーも多く取り入れている打法です。
ハーフウェイダウン


画像を見ているだけでも、力感が伝わってきます。
このままボールに当たれば振り遅れてプッシュアウトしてしまうのですが、チャンプ選手のキャップのツバを見てください。
ボールの右後方を指しています。
ビハインドザボールです。
ビハインドザボールでスイングすると、ボールに対してヘッドが鈍角に当たります。
払い打ちのアッパーブローになるイメージですね。
この強烈なタメでも振り遅れない工夫がありました。
インパクト

腰が前方正面に対して、80度近く回転しています。
腰は回転してはいるものの、ふところが深いのでスムーズなスイングができる。
ひねり戻しの強すぎるインパクトです。あとは上半身が回転し、遠心力がマックスに働き、ヘッドがものすごいスピードで走っていきます。
調べたところ、チャンプ選手のボールスピードは86が平均だそうです。
ボールスピード80程度で、キャリー300ヤード到達できる数字なのでものすごい数値です。
石川遼選手のドライバーでの夢はボールスピード平均80にすること!と言っていたのでどれほどすごい数値かわかると思います。
体格は183センチ、80キロなので、体格がいい欧米の選手と比べると小柄な部類なチャンプ選手ですが世界屈指の飛ばし屋です。
巧みな体の使い方を真似すればあなたの飛距離ものびるかも。
フォロースルー


しっかりとビハインド・ザ・ボールが意識されていてヘッドに驚くほど遠心力がかかっています。
帽子のツバがインパクトまでボールの後方を向いているので頭が残りヘッドと頭が離れるのでそのぶん遠心力が強くなります。
フィニッシュ


チャンプ選手の素晴らしい所は、ドラコン選手並みの数値で振っているのにも関わらず、フィニッシュで一切ブレないこと!
動画でチャンプ選手のスイングを何度か見たことがあるのですが、フィニッシュを崩れたところを一度も見たことがありません。
まとめ
解説していてわくわく興奮したのは初めてです。
飛ばしに特化した最強のスイング。
強烈な「キレキレ」スイングでした。
しかも安定感がある。
最強のスインガー誕生です。
チャンプ選手がタイガーウッズの様な強靭なメンタルを手に入れたら何勝するんでしょうか?
考えるだけで楽しみです。
いかに効率よく球に力が伝わるかを考えられたスイングです。
抜粋したダウンスイングのページでは、皆さんも真似することができるスイングのポイントがあるので、参考にしてみてくださいね!
のクラブセッティング
モデル名 | シャフト名 | |
ドライバー | PING G400 (9度) | Fujikura Pro White TS 63 (X) |
3W | PING G400 (14.5°度) | Project X HZRDUS Black85 (6.5) |
ドライビングアイアン | I500アイアン | KBS C-Taper 130 (X) |
アイアン (4番〜PW) | I bladeアイアン | KBS C-Taper 130 (X) |
ウェッジ | PING GLIDE FORGED ウェッジ (52°,54°,60) | Dynamic Gold Tour Issue |
パター | PING PLD Mid | |
ボール | スリクソン Z-Star XV | |
さて、最後まで見てくれた読者さん、お願いです。何かこのほかにもグリップについてわからないことがありましたらはらちんまで教えてくださいこちらにメールどしどしお待ちして降ります。 ↓
はらちんも勉強になりますし、「ここは盲点やった」ということが見つかって他の読者のみなさまもよりよい情報が手に入ると思うので何卒御手数ですが、よろしくお願い申し上げます。
https://physical-golf.com/wp-admin/post.php?post=4432&action=edit
【現在の世界ランキング上位12人のスイング解析してます】 見てね ↓
世界ランキング1位↓
世界ランキング3位↓
世界ランキング4位↓
世界ランキング5位↓
世界ランキング6位↓
世界ランキング7位↓
世界ランキング8位↓
世界ランキング9位↓
世界ランキング10位↓
世界ランキング11位↓
世界ランキング12位↓
ゴルフ講師と整体師を仕事にしてます。原田千彰と申します。NZ,米、豪、三ヶ国のゴルフ留学経験と、有名コーチに習いゴルフを学び、対面での指導に限界を感じ、より多くの人に、自身のゴルフ上達論をお伝えする為に情報発信しています。