
「パター」
それはゴルフにとってスコアの良し悪しを決定する最重要課題!
いかにそのパターを信じ、己の感性を信じ、グリーンの形状を読み切る想像力、判断力、それをどんなシュチュエーションでも強いメンタリティーを持って動揺せずボールをヒットしカップに沈める!
パターは非常に奥深いです。
なのでパターを選ぶときは自分の感性を十二分に活かせる形状、打感、スムーズに振子運動ができる座りの良さ。
をみて選んでほしいです。
パターの形状はルールで規制が少ないので非常に個性豊かな何千種類もの形があります。
今回は基本のパター形状を紹介します。
ピン型

タイガーウッズや松山英樹をはじめ、多くのプロゴルファーが使用する王道パター!
距離感が合いやすくショートパットに強い、繊細なタッチ、あらゆる状態からも打ち方を変えて対処できる。
しかし若干のイントウイン軌道が求められ技術が必要。
集中力が切れると簡単に3パットしてしまう。
キャッシュイン型

両面フェースが使えて両打ちができるスグレモノ!
だから昔のPGAプロゴルファーでノタビゲイ3世選手がスライスラインが得意なもんだから全てスライスラインになるように両打ちしてたと聞いたことがあります。
日本ではレジェンド青木功さんが使ってました。
現在主流の「振り子」の打ち方でなく、手首を柔軟に使って「パチン」とタップ式で打ちます。
入り出したらとめられない!とまらない!
ピン型のタイプと似ていて集中力がMAXでゾーンに入っている状態だと繊細なタッチが出てスコスコ入るんだと思います!
しかし現在プロアマ問わず使用している人はほとんどいません。
昔はグリーンも今のグリーンとは比べ物にならないくらい遅かったので手首を使って「パチン」と打つタップ式ストロークのゴルファーが多かったです。
マレット型

マレットタイプはピン型とネオマレットのあいのこのパターでまあ言ってみればいいとこ取りのパターですね。
でかすぎず小さすぎずのヘッド体積で安心感を生み座りもいいし安定したストロークにつながるパターです。
マレットタイプというと有名なプロは全盛期丸山茂樹選手が思い浮かびます。
あの頃のマルちゃんはリズミカルで器用なパターの使い手で、どこからでもカップに入れてくるようなオーラがあったなあ!

センターシャフトタイプ型

センターシャフト型は目標に対して左に引っ掛けるミスが多い人に有効なパターです。
右にプッシュする人は合いません
僕はテークバック(スイング中クラブを上げていく初期段階)が上げにくいのとプッシュアウトが嫌いなのであまり好きな形状ではありません。
日本人選手で今一番パターがうまいと言われている谷原秀人選手が好んでいる型です。
L字型

L字型はパターの中で一番難しいと言っても過言ではありません。
ピン型よりもイントウイン軌道が強くなるのでショットと同じイメージのストロークになります。
逆手に取るとショットと同じフィーリングで打てるのでその感覚をパターで活かしたいという人にはもってこいのパターです。
試してみる価値はありますが上級者でないと難しいかもしれません!
L字パターというと石川遼選手を思い出します。
伝説の和合での中日クラウンズでの当時世界最少スコア「58」をマークしたのがオデッセイのL字型だったのです。
遼くんあの頃は本当に感覚派の天才でしたね。
あー久しぶりに遼くんの神がかったしびれるプレーみたいですね

ネオマレット型


いまやPGAでは空前のネオマレットブームといっていいでしょう。
パターイップス寸前のガルシアがテーラーメイドのスパイダーツアーを使い見事メジャー優勝を成し遂げたのです。
このパターはジェイソンデイ、ダスティンジョンソン世界一の選手がこぞって使っています。
少し前まではビギナー用にグリーン上での優しさを求め開発されたネオマレットですが、最近のPGAツアーでの使用率が高いです。
プロでもビギナーが使うような優しいパターにするということはいかにグリーン上でフラストレーションが溜まるかということです。
話がそれましたがネオマレット型はパターの中で最も優しくミスパットも減ることでしょう。
しかしデメリットとすると繊細なタッチが出せない、距離感が合いづらい、 この型に慣れてしまうとピン型に戻れなくなります。
シビアなタッチを出したい人には向きません。
まとめ
自分がパターで入らなかった時のミスはどのパターンが1番多いのか?
また自分がパターに求めている感覚の出しやすさはどの形状が1番あっているか?
分析して試して、自分の苦手なところをカバーしてくれるパターを見つけましょう。
ゴルフ講師と整体師を仕事にしてます。原田千彰と申します。NZ,米、豪、三ヶ国のゴルフ留学経験と、有名コーチに習いゴルフを学び、対面での指導に限界を感じ、より多くの人に、自身のゴルフ上達論をお伝えする為に情報発信しています。